映画祭シネルフレ独自取材による映画祭レポートをお届けします。

大阪アジアン映画祭2012ラインナップ発表!

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いよいよ今年も大阪アジアン映画祭の季節がやってきました。年々パワーアップしていますが、今年はCO2も大阪アジアンに統合され、なんと2週間に渡って大阪がアジア映画に染まります。

会場も従来通りメインはABCホールですが、シネ・ヌーヴォ以外に梅田ガーデンシネマやオープニングのブルク7など多会場での開催となりました。

<コンペティション部門>
三年連続今年もジャパンプレミアのジョニー・トー監督最新作『高海抜の恋』。久々のサミー・チェンに今からワクワク。そして、香港映画好きならスー・チー&ショーン・ユー主演のラブサスペンス『二番目の女』も、こちらはインターナショナル・プレミアです。

アジアのハビエル・バルデムかと思うぐらい雰囲気のある主演俳優にオープニングから目が釘付けのインドネシア映画『ラブリー・マン』は見逃してほしくない一本。

タイ映画からは『やさしくハグして』で生まれつき手が3本ある男の話をファンタスティックに描いたコンデート・チャトゥランラッサミー監督の最新作『P-047』 がかなり魅かれる一品。他にも『ソーシャル・ネットワーク』さながらの味付け海苔を焼いて億万長者になった青年のリアルストーリー『トップ・シークレット 味付のりの億万長者』も見応えあり。

そして、暉峻さん曰く「黒澤明になりうる」と絶賛の『刀のアイデンティティー』。正統派武侠映画ながら、従来のものとは違う味わいを感じます。

<特別招待作品部門>
なんといっても『セデック・バレ 太陽旗』 、『セデック・バレ 虹の橋』 の上映。台湾本国で上映されている二本バージョンはこれを逃すとまず見られないでしょう。日本で公開されるとしても映画祭で出品されているような編集バージョンになる可能性大だし。

『レッド・バカンス ケラン・ハンパン ブラック・ウエディング』はようやく完成版がお披露目。キム・テシク監督は『東京タクシー』で来阪してくれましたが、今回もキム監督らしい作風だとか。トータルでどんな作品になるのか楽しみ。そして関西プレミアとなるフィリピン映画『浄化槽の貴婦人』も楽しみです。

邦画では、関西プレミアとなる『大阪のうさぎたち』、『ももいろそらを』、『ひかりのおと』、そして昨年『seesaw』に続き今回は短編で出品の完山京洪監督『救命士』を上映。そしてオープニングはブルク7で『道―白磁の人―』、をインターナショナルプレミア!高橋伴明監督、吉沢悠さん舞台挨拶あり!

<香港映画祭>
他部門と兼ねているのですが、昨年のグランプリ受賞作品『恋人のディスクール』再上映に加え、個人的に好きなのが『ビッグ・ブルー・レイク』。香港映画なのに台湾映画のような瑞々しさがあって、香港映画には珍しくアルツハイマーも描かれていたり、ただのアラサー女子自分探しに終わっていないのがいい。

<インディ・フォーラム部門>
昨年まではCO2として独立して運営されていたこの部門。今年は桃まつりの『カノジョは大丈夫』安川有果監督や、 『アナボウ』の常本琢招監督、そして梅澤和寛監督の3人が助成監督として作品賞を競います。安川監督は桃まつりのときにインタビューさせてもらったこともあって、当時から長編を作りたいとおっしゃってたので念願叶ったその作品を観るのが楽しみ。常本監督、出演者豪華すぎ(笑)。海外からはイン・リャン監督の最新作短編など、こちらもちょっと普通では見られない作品揃いです。

ちょっとのつもりが長くなっちゃいましたが、最後にクロージングの金城武×ドニー・イエン『捜査官x』ではピーター・チャン監督の舞台挨拶があるかも。例年以上に香港色に浸れる大阪アジアン映画祭。映画も一期一会、遠方からも是非ここでしか見れない映画を見に来てくださいね!